押し入れのカビ対策は除湿剤、除湿機、防カビ剤、換気どれが効果的?

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押し入れのカビ防止方法にはいろいろありますがランニングコストがかからず効果もあるのはどういった方法でしょうか?

いろいろな方法ごとに比較してみましたが換気が安上がりなようです。

除湿方法の比較

除湿剤 除湿機 防カビ剤 換気
費用
  • 購入費(初回および交換時)
  • シリカゲルを使った繰り返し使用タイプは初回購入費と電気代
  • 除湿機の購入費と電気代
  • 購入費(初回および交換時)
  • なし
効果 押し入れに入れるには大きすぎ

  • コンプレッサー:〇
  • デシカント:〇

除湿能力が小さい

  • ペルチエ:×または△
×
メリット
  • 場所をとらない
  • 交換の手間ない
  • 場所をとらない
  • 費用がかからない
デメリット
  • 定期的に交換
  • 毎回購入
  • シリカゲルを使用する繰り返したタイプは定期的な乾燥作業
  • タンクの排水作業
  • 騒音
  • 温度上昇
  • 電気代発生
  • 定期的な交換作業
  • 毎回の購入費
なし

除湿剤

大きく3種類のタイプがあります。

① 液が溜まるタイプ(塩化カルシウム)

② ゼリー状になるタイプ(塩化カルシウム+保水剤)

③ シリカゲル

  • 繰り返し使えるタイプ(B型シリカゲル)
  • 交換タイプ(A型シリカゲル)

①と②は塩化カルシウムを使用したもので融雪剤として雪国では一般的に使われています。

押し入れに適しているのは液が溜まるタイプ(タンク式)です。

設置個数は押し入れの中は空気の流れが悪いので、少なくとも上下1個づつは設置したほうが良いでしょう。

液が溜まるタイプだと3~6か月ぐらいで交換、ゼリー状になるものは交換マークはマークが出たら交換です。

押し入れ用には液が溜まるタンク式の方がおすすめです。

いずれにせよ、大した金額ではありませんが毎回交換のたびに費用は発生します。

③はシリカゲルを使ったものです。シリカゲルの吸湿性を使もので再利用できるタイプと使い切りのタイプがあります。

再利用のタイプにはインジケーターが通常ついているので、その時は熱をかけてシリカゲルから水分を取り出します。

再利用タイプは、昔はフライパンなどで熱して水分を取りましたが、今は容器そのものに電気ヒーターが入っていて電源を入れれば数時間で再生できるものや、天日に干すだけで再生できるものもなどがありとてもエコです。

シリカゲルは主に食品類に使用され押し入れなどにはあまり使用しません。

 

除湿剤にはいろいろなタイプがありますが、おすすめは液が溜まるタイプです。

容量が大きいので長持ちするのもおすすめのポイントです。

 

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除湿機

押し入れやクローゼットに除湿機を使うこともあります。

しかし性能が良いコンプレッサー式やデシカント式は押し入れに入れるには大きすぎで、ウォークインクローゼットのようなある程度大きな床面積があるところで使うのがおすすめです。

そうなるとペルチエ式の除湿機となりますが、これは除湿能力が低いのであまりお勧めできません。

以上のことから除湿機は選択肢から外したほうが良いと思います。

防カビ剤

カビを除去するのではなく生えないようにするのが目的です。

押し入れの中にはいろいろなもののが入っているので、それらに防カビ処理をするのは難しいです。

防カビ剤は押し入れなどには不向きです。

押し入れの換気が一番!

最後の換気ですが、実はこの方法が一番おすすめです。

カビは湿度80%以上、室温25℃あたりから増殖しやすいと言われています。そのため湿度は60%以下にするようにします。

押し入れの換気をすることで、例えば部屋の湿度が60%程度であれば、押し入れの湿度も60%ほどになります。

逆に部屋の湿度が60%以上あれば換気をしても、あまり意味がなくなります。

換気方法は押し入れのふすまを開けて左右の2カ所に空気の通り道をつけると効果的です。

日常的に2カ所の隙間はあけておきます。

さらに効果的に換気するなら扇風機の風ををどちらかの隙間から押し入れに吹き込ませます。

押し入れ内は物がたくさん入っているので空気が動きにくいのですが強制的に扇風機の風を通すことで中の空気も動きやすくなるからです。

ただし、あまりにもぎっしりと詰まった押し入れでは空気が流れにくく換気にも時間がかかることがあります。

そのような場合は押し入れにすのこを敷くと空気の流れがよくなりますのでお試しください。

この換気するというのが一番費用も掛からず効果も期待できる方法の一つです。

ただ押し入れがある部屋の湿度が60%以下になっていなくては換気の意味はないので、そこだけは注意が必要です。

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