空気清浄機の選び方~ 適用床面積で選んでしまって大丈夫?

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空気清浄機の購入目安として適用床面積が表示されています。しかし、この適用床面積で選ぶときはちょっと気を付けないといけません。

そもそも適用床面積は30分間で空気をきれいにできる床面積の目安です。部屋の構造は吹き抜けや天井高さ、部屋の形状など様々なので、単純に適用床面積から空気清浄機を選んでしまうと能力不足になってしまうこともあります。

空気清浄機の選び方~ 適用床面積で選んでも大丈夫?

適用床面積とは?

適用床面積とは(一社)日本電機工業会規格(JEM1467)で定められた基準です。空気清浄機を購入する際の目安として各メーカーが同一の条件で空気清浄能力を表しています。同一条件で各メーカーの製品ごとの空気清浄機を比較できるので購入者にとっては大切な目安です。

(一社)日本電機工業会規格(JEM1467)では次のように決めています。

・規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄できるお部屋の広さを表しています。

算出方法は次のような条件で行います。

・自然換気回数1(1回/時間)の条件において、粉じん濃度1.25mg/㎥の空気の汚れ(ニオイ、菌、花粉)を30分で、ビル衛生管理法に定める0.15mg/㎥まで清浄できるお部屋※の大きさを基準として定めています。
※天井の高さ2.4mで算出

しかし、あくまでもある条件での床面積なので、実際に使用するお部屋にそのまま適用できるとは限りません。

冒頭でもお伝えした通り、天井の高さ、部屋の構造、吹き抜けの有無など部屋の構造は様々です。

そのため様々な空気清浄機の比較には適用床面積は便利な目安になりますが、実際のお部屋にそのまま当てはめると失敗することもあります。

使用する部屋の構造にあった空気清浄機を選ぶには?

実際に部屋の気密性や寸法をわざわざ測定してから空気清浄機を購入する人はまずいませんし、そこまでする必要もないと思います。

大雑把に吹き抜けがある、他の部屋との仕切りがない、隙間風がある等を考慮する程度でよいと思いますが、もしこの様なことがあるときは適用床面で選ぶと能力不足になるかもしれません。

そこで、このような場合はザックリと2~3倍以上の適用床面積のものを選ぶことをおすすめします。限度はありますが、できるだけ大きな適用床面積を持ったものを選んでしまえば間違えないと思います。

もちろん、空気清浄機の大きさやお値段とも相談しなくてはならないので、そこはバランスも必要ですが少なくとも2~3倍の適用床面積を選ぶのがおすすめです。

また、上記の吹き抜けや間j切、隙間風などない場合は適用床面積で選んでもよいのですが部屋の床面積が上限ぎりぎりならはワンランク上を選んだ方が快適に使えるのは言うまでもありません。

8畳の洗浄時間とは?

各メーカーの製品カタログを見ると8畳の清浄時間が記載されていますが清浄能力をわかりやすく言い換えているだけです。

例えば40畳の適用床面積というのは、30分で清浄できるのが40畳ということなので、8畳なら1/5の6約6分となります。この時間が短いほど洗浄能力が高いということを表します。

今までのことをまとめると

  • 適用床面積は部屋の2~3倍あるものを選ぶ
  • 価格やサイズが許す範囲内で2~3倍よりさらに大きな適用床面積をを選べばよりよい

ということになります。

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