7月のクレマチスの育て方と管理

7月は、梅雨が続き、集中豪雨も心配されます。また梅雨明け後の真夏日の強い日差しや高温、台風など、クレマチスにとって心配の多い季節でもあります。

５月に剪定した早咲きの品種などで２番花が見られます。また、原種のボタンヅルの開花が始まります。テキセンシス系、ヴィオルナ系などの開花も続きます。

７月は、高温多湿が長く続くので株を弱らせないように、高温対策が必要です。肥料は控えめにして、風通しのよい所で管理して暑さを乗り切る工夫が必要です。

梅雨が明けるまでは雨水をさけて加湿にならにように気をつけます。

梅雨明け後は、午前中の涼しいうちに一日１回、たっぷり水やりをします。もしも、乾き過ぎるようなら夕方にも水やりをしますが、加湿にならないように気をつけます。

高温期に入ったら、肥料は少な目にします。通常の半分を目安にします。

２番花が咲いた後、剪定をします。剪定をした後、枝が乱れないように、蔓の誘引をします。

梅雨が明けて気温が高くなってきたら、鉢の土の上にマルチングをします。表面の上２㎝くらいの厚さに、ピートモス、バーク堆肥、わらなどを敷き土の温度が上がるのを防ぎます。

ハマキムシ、ヨトウムシ、オンシツコナジラミ、カイガラムシなどの害虫がつきやすので、見つけたら早めに駆除します。立枯れ病、うどんこ病なども見られます。

２番花が少し咲いています。２番花は花は小さく、開花期は短いです。

今年は、暑くなるのが早かったので、クレマチスにとっては厳しい夏越しになるかもしれません。