COOLPIX P1000で金星を撮ってみた~2020年3月【稲城】

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Last Updated on 2020年5月7日 by あっぱれ

金星をCOOLPIX P1000で撮影してみました。自動経緯台AZ-GTiに載せ自動追尾しながらの撮影です。 撮影は18日からはじめました。

2020年3月に撮影した金星

3月18日の金星

宵の明星が―4.3等とすごく明るく光っています。今日はCOOLPIX P1000で宵の明星を撮影してみました。この時期の金星は半月状態です。実際に写真に写った金星は半月状態でした。

トリミングして拡大しました。ガサガサの半月のような金星です。撮って出しJPEG画像です。

ステラナビゲーターで見た撮影時刻あたりの金星です。上の実際の写真と同じですね。COOLPIX P1000でも金星の形状がわかりました。

金星の撮影条件

  • COOLPIX P1000
  • f1200mm(3000mmx4電子ズーム)
  • ss1/2500
  • iso100
  • F8.0
  • マニュアルフォーカス

3月19日の金星

18時34分

COOLPIX P1000 12000mm(3000mmx4倍電子ズーム)1/1000 iso100

風があって画像は小刻みに揺れています。

途中から強風が吹き始め残念ながら中断でした。風で経緯台が揺れて下記のような写真になってしまいました。これでは続けられないので中断しました。

iso400に感度を上げ、シャッター速度を1/2500にしても風による揺れに効き目なしでした。

3月20日 COOLPIX  P1000で撮った金星の動画

COOLPIX P1000 マニュアル動画で撮影 f 1200mm ss1 /1600 F 8.0 iso 100

18時29分 COOLPIX P1000 12000mm(3000mm x 4倍電子ズーム)1/1600 F8.0 iso100

画像はJPEG撮って出しです。

ピント調整方法

バーティノフ・マスクを使ってピント調整しました。

プラスチックの円盤にスリットが開います。スリットで生じる回折像を使ってピントを合わせます。調整時はシャッター速度やISOでを調整し来るだけ像を明るくした方が回折像がよく見えてピント調整がしやすくなります。

三本の金属ステーで鏡筒を挟んでマスクを半固定しています。

鏡筒をビニールチューブをかぶせたステーが3カ所で挟んでいます。

簡単に着脱できます

下の写真は今回金星にピントを合わせた時のものです。ピント調整の時はできるだけ明るくなるようにシャッター速度を小さく、isoを大きくして光のラインがよく見えるようにするのがポイントです。下記の写真では真ん中がピントあっています。

今回の設定は、ss=1/1.3秒 で行いました。isoは100のままでも十分ピント合わせできるほど光条が伸びていました。下記の写真は実際に金星のピントをバーティノフ・マスクを使って合わせているとこrです。金星が明るいのでピント調整は簡単い出来ました。

ピント外れの状態:中央の線が上に偏っている

ピントが合っている状態:中央の線は大体真ん中です。

ピント外れ:中央の線が下に偏っている

3月21日 COOLPIX P1000で金星 0.7357AU

18時39分 COOLPIX P1000 12000mm(3000mm x 4倍電子ズーム)1/800 F8.0 iso100

金星に近づくにつれ、細くなっていくようです。

3月22日 うす曇り

19時2分 COOLPIX P1000 12000mm(3000mmx4倍電子ズーム) 1/500 F8.0 iso400

下図はステラナビゲーターで見た月の形状です。

金星の動画です。

3月23日

19時55分 COOLPIX P1000 12000mm(3000mmx4倍電子ズーム) 1/25 F8.0 iso100

雲に覆われ金星の光は弱く暗い。シャッター速度を1/25まで長くして撮影。

残念ながら露出オーバーです。

3月24日

晴れ、昼間に比べ風も少し弱まってきた。

18時56分 COOLPIX P1000 12000mm(3000mmx4倍電子ズーム) 1/1250 F8.0 iso100

18時33分 金星の動画

3月25日 金星が東方最大離隔

晴れ。風あり。金星が東方最大離隔です。太陽から最も離れたところにいます。

18時28分 coolpix p1000 12000mm 1/2000 F8.0 iso100

金星 風が時々吹いて揺れます

3月26日

晴れ 薄い雲あり 風は弱い

18時15分 COOLPIX P1000 12000mm 1/1600 F8.0 iso100

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