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Last Updated on 2018年3月17日 by あっぱれ
カシオのFX-870Pをご存知ですか?1992年に発売されました。今日は、今も現役のFX-870Pをご紹介しましょう。
CASIO FX-870P
FX-870Pは1992年に発売されたCASIOのポケットコンピューターです。
表示は32桁×4行、メモリーは標準で32KBですが、これは64KBに増設してあります。
メモリー増設ユニットはRP-33です。
搭載していモードは次の通りです。
- BASICモード
- CASLモード
- C言語モード
- FX(統計計算)モード
- F.COMモード(データバンク)
以前はいろいろ遊んでいましたが、現在はBASIC風電卓とした使っています。数式を長々と入れられるのでかなり便利です。(逆ポーランドではないです)
CASLは現在仕様が変わってしまっているので幻の言語になってしまいました。このポケコンで遊んでいた年代の方はもういい年になっているでしょうね。
ポケコンの底です。ネジを緩めると裏のカバーが取れます。
CASIOの表示部です。この時代はMADE IN JAPANが健在でした。解雇主義者ではありませんがいいなあって思ってしまいます。
斜めから撮ってみました。カバーケースはつけていません。
液晶画面はスクロールします。
統計計算の画面です。簡単に統計計算ができます。
保護ケースを付けた状態です。使わないときはケースをキーボード側にかぶせます。かぶせるといっても、横からスライドさせます。
見にくいですが、表面にCASIOのマークが見えるでしょうか?
使用中はケースをこのようにして装着します。箱の中にポケコンが収まったような形になります。
側面にはRS-232Cコネクターが付いています。コネクターには保護カバーが付いています、
カバーを外すと、RS-232Cのコネクターが現れます。
本体の底板を外します。ネジ3本緩めるだけで外れます。
電池BOX、バックアップ用ボタン電池、32KBメモリーパック RP-33がみえますね。
RP-33です。たったの32KBです。26年間で半導体メモリーは飛躍的に大容量化が進みました。如何にその速度がすさまじく速いのかがこのポケコンが教えてくれます。これだけの大きさがあればテラバイト単位で入るかもしれませんね。今もこのメモリーは現役です。すごい寿命ですね。電池さえしっかりメンテしておけばまだまだ現役でしょう。人の寿命より長いかもしれないですね。
電池BOXとボタン電池です。ボタン電池はシールドされています。
参考
FX-870PのCPUはHD61700というMPUです。汎用レジスターは32本、16ビットレジスター6本(PC,SSP,USP,IX,IY,IZ)、特定インデックスレジスタ、フラグレジスタ、ステータスレジスタなどで構成されているそうです。
さいごに
CASIOのFX-870Pは20年前以上のポケコンですが、少ないながらもいまだに愛好者がいらっしゃるようです。これからも大切に使っていこうと思います。
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