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Last Updated on 2020年4月24日 by あっぱれ
COOLPIX P1000で太陽、月、土星、木星、金星など太陽系内の天体を写すには面白いカメラですが、星雲や星団は、はなから無理かと思い無視していました。
一つには東京の明るい空できっと無駄だろうと感じていたからです。金星を写していたプレヤデスが見えていたので、だめもとで写してみました。
周りはマンションの明かりが半端なく明るく夜空を見ても、オリオンの三ツ星すらやっとの場所です。
こんな光害真っただ中で果たしてプレヤデスはCOOLPIX P1000で写るのでしょうか?
準備したもの
- 自動経緯台AZ-GTi
- COOLPIX P1000
- FIRE7(AZ-GTi コントローラ)
- カメラリモコン KL-L7
- ヘッドライト
- バーティノフ・マスク
アライメント
AZ-GTiのアライメントはいつもONE STARですが、今回は念を入れてTWO STARで行いました。
シリウスと金星の2つです。水平の誤差もこれで吸収できるはずですがどうでしょう。なにしろAZ GTiのてっぺんについている水準器は回転の中心についていないので正確に合わすのは結構大変です。厳密には多分私には多分無理です。
ピント調整
金星を使ってバーティノフマスク使用
12000mmで調整した後、3000mにして確認。下の写真は3000mmの時のバーティノフマスクを装着したときのもの。3000mmにしてもピント位置は動いていませんでした。
トリミングして拡大しています
プレヤデス星団を自動導入
COOLPIXP1000は高感度ノイズが酷いとどこかで聞いた気がしたので、ISOやFは小さくします。露出時間はわからないので15秒、20秒、30秒で試してみることにします。
本当はISOを上げて露出時間を短めで通るのが良いのよさそうですが、初めてなのでまずはISOを下げての撮影としました。画像処理などする技術はまるでないのでjpeg撮って出しです。
- 露出時間:15秒、20秒、30秒
- ISO:100
- F:7.1(5.0に設定するのを忘れた)
- 焦点距離f:500mm
F500mm,F7.1,ISO100
露出 15秒
トリミングで拡大
露出 20秒
トリミングで拡大
露出 30秒
トリミングで拡大
結果
露出15秒では星の数がすくななく露出時間は短すぎました。20秒では大分写ってきました。30秒にすると全体が白っぽくなりますが星はよりはっきりしてきました。
しかし、あの青い光芒はまるで写っていません。露出時間30秒では写らなくて当然ですが、数分も露出したら真っ白になりそうです。
それにAZ-RTiの精度をもっと上げないと難しそうです。にわか仕立ての星の写真、はじめからうまく撮れるわけありません。また機会があれば試してみたいと思います。
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