OHM デジタルテスター TDB-401の写真~断線しても直せます

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Last Updated on 2018年3月21日 by あっぱれ

OHMのデジタルテスターTDB-401の裏ブタを外してみたので、写真を撮っておきました。このテスターはコンパクトで便利ですが、どう見てもリード線が長持ちしそうもありません。もし切れたとき自分で修理できるのか調べてみました。リードが切れるとすれば、本体から出てくる場所、プローブの根本、ケースに巻き付けて外部に露出している部分あたりだと思います。リード線が細いのでちょっと心配です。今のところは大丈夫です。今回は備忘録として記録に残すことにしました。

OHM デジタルテスター TDB-401の写真

写真1.  

TDB-401表の写真です。TDB-401はカイセのOEMのようです。カイセもSK-6555という型番でKAISEブランドで販売しています。余談でした。

写真2.

裏面です。いろいろと注意書きがされています。

写真3.

ふたを開けるとご覧の通り本体とテストリードがコンパクトに収まっています。

写真4.

裏ぶたをあけます。まずボタン電池を取り出します。ボタン電池の左下のネジと、蝶番の上下にあるネジ2個を外せば、裏びたが外せます。

写真5.

ボタン電池ボックスのカバーです。

写真6.

こんな感じでバラバラになります。

写真7.

表のふたです。

写真8.

表のふたの内側ですが、細長い凹みがあります。これは本体についているボタンが当たらないように薄くなっています。あまりきれいな仕上がりではないですが家電ではないのでかまいません。

写真9.

裏ぶたです。

写真10.

裏ぶたの内側

写真11.

リード線の取り回しです。ここが知りたかったところ。無駄に同じような写真が続きます。

写真12.

別角度から

写真13

別角度から

写真14.

横から見ると小さなバネガ2本見えます。組み立てるときに倒さないように気を付けよう。

写真15

左はボタン電池用の端子です。

写真16

リード部を拡大しました。基板の下から立ち上がって、ランドに導線を基板下側で半田つけしているようです。とりあえず、ここさえわかれば断線しても修理できそうです。中の芯線はどうなっているのか知りたいですが切るわけにいかないので断線した時に調べます。

写真17.

組み立て直しました。

写真18.

動作チェック。100Vのコンセントに来てい電圧を測定したら、99.1Vでした。電力会社の規定では95~107Vなので余裕でOKです。ちなみに電気製品はマージンをもって90~110Vです。

写真19.

東京なので周波数は50Hzのはずですが、実測値は49.99Hzです。測定誤差があるでしょうから50Hzジャストとみてよさそうです。この50Hzが狂うと工場なんかでは大騒ぎになりますね。

我が国の周波数偏差目標値
  • 中西地域 60±0.2Hz以内 中部電力 時差±10秒以内、滞在率95%以上 60±0.1Hz
  • 東地域 50±0.2Hz以内 東京電力 時差±15秒以内
  • 北海道 50±0.3Hz以内 時差 3秒以内

出典

  • 電気学会技術報告:「電力系統における常時及び緊急時の負荷周波数制御」平成14年3月
  • ウィキペディア 商用電源周波数

結構厳しいですね。北海道はどうして少し甘いんでしょうね?

写真20.

シャープのWS003SHのACアダプターの電圧をチェック。WS003SHはまだ快調に動いてます。

写真21.

いままで使っていなかったけど、今回は使ってみます。

写真22.

ELPAの安いやつです。

写真23.

ワニ口に絶縁チューブが被っています。これがやりにくいです。

写真24

テスター棒を突っ込みます。

写真25.

アダプタの口が小さくてテスターが電極に届かない。ありあわせのピンセットをアダプターの端子に突っ込んで写真ような形で測定しました。液晶には5.16Vとっ表示されています。アダプター単体で実際につなげた状態ではないので、つなぐとこれよりわずかに下がると思います。

写真26.

容量の少なくなった乾電池の電圧もついでに測ってみました。1.39Vでした。まだ使えそうです。大体1Vぐらいまでは行けると思います。機器によりますが。

OHM デジタルテスター TDB-401 仕様

■ 表示板(LCD)
数字表示:4000カウント、文字高14mm
■ 動作原理:シグマデルタ方式
■ レンジ切換:オート/マニュアルレンジ(自動/手動)
■ サンプリング速度:3回/秒
■ 極性表示:自動(-表示のみ点灯)
■ オーバーレンジ表示:サインが点灯(ただしDC/AC 600Vは除く)
■ 導通試験:LCD上にサインおよび約60ω以下でブザー。(応答時間:1m sec.)
■ 電池消耗表示:約2.4V以下でサインが点灯。
■ 使用温・湿度:0℃~40℃、80%RH以下(結露のないこと)
■ 保存温・湿度:-20℃~60℃ 80%RH以下(結露のないこと)
■ 電源:3V CR2032電池 1個
■ 消費電力:4.5mW標準
■ 電池耐久時間:70時間以上の連続使用可能
■ オートパワーセーブ:
電源ON、または各スイッチの切換後約15分で、自動的に表示が消えてパワーセーブ。
■ 耐電圧:3.7kV 1分間(入力端子とケース間)
■ 安全基準:
CEマーク認証(IEC-61010-1、CATIII 300V、
CATII 600V、EMCテスト合格)
■ 寸法:118×78×16mm
■ 重量:110g
■ 付属品:テストリード付き、電池内蔵、取扱説明書

出典:オーム電機ダイレクト商品ページより

心臓部はすべてチップ化されているので、極端な話としてメーカーはチップを実装するだけです。アナログ式テスターはメーカーの技術力があって面白かったですが、デジタルはだれが作っても同じものができてしまいます。だから安いというのもありますね。

さいごに

TDB-401はコンパクトで便利に使えます。心配だった断線も今回中身を拝見させていただき自分で修理出来ることが分かりました。でも、リードの長さをうまく合わせないと収納時にかっこ悪くなりそうですね。同じリード線が入手できるかという問題もありますね。

それでは、今回はこれでおしまい。

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