赤ちゃんやお年寄りには超音波式ではなく加熱式加湿器を使う理由は?

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冬の乾燥シーズンになると加湿器の出番です。冬の部屋の湿度は40%~60%ぐらいが快適といわれています。湿度は40%を下回ると目や喉、肌に乾燥を感じ始めます。また60%を超えるとダニやカビの活動が活発になってきます。

特に赤ちゃんやお年寄りのいる家庭では適度な湿度が必要です。そこで加湿器の登場ですが、人気の高い超音波加湿器は避けたほうがよいと言われています。ここでは、なぜ超音波式加湿器は避けたほうがいいのか?どの方式ならいいのかを以下にお伝えします。

超音波加湿器で不衛生になる原因は?

水の入った容器を放置しておくとヌメリやカビ、雑菌などが発生します。超音波加湿器のタンクや水受けなどの水も同様です。

超音波加湿器は汚れをそのまま放出

超音波加湿器は、名前の通り水を超音波で水を細かく砕いて霧状にします。この霧を室内に放出します。ミストのザイズは数ミクロン~数十ミクロン、雑菌のサイズは1μm程度なので雑菌はミストの中に入って空気中に出て行ってしまいます。超音波加湿器の取説にも手入れは怠らないようにと注意書きがあるのは、このような理由からです。

超音波加湿器が原因の感染症の事例

2007年 新潟 超音波加湿器が感染源になり60才の男性がレジオネラ症で死亡した。

2017年 大分 加湿器が原因とみられるレジオネラ症が高齢者施設発症。一人が亡くなった。

神戸大学の保健管理センターでは、超音波加湿器よりは熱水式とし、水タンクは毎日清掃し水も毎日交換するよう注意を促しています。

超音波加湿器の衛生対策に頼るのは危険

超音波加湿器は手軽に使えることから家庭でもかなり普及していますが、毎日の手入れが必須です。もし、毎日アルコール消毒をするぐらいの手入れができないのであれば使うのはやめたほうが安全です。

様々な対策を取った超音波加湿器もありますが、注意しなくてはならないのは、常にそれらの対策が正常に機能しているかということです。

万一それらが機能せず汚染していても、それに気が付くのが遅れて健康を害することも考えられます。機械に任せず自分で納得するよう清掃したほうが安全です。

超音波加湿器ではお手入れがすごく大切なことがおわかりいただけたと思います。もし不衛生になると健康を害する危険性があります。赤ちゃんやお年寄りがいる家庭では超音波式加湿器は避けたほうが安全です。

加熱式(スチーム式)加湿器がおすすめ

健康面の心配の少ない加湿器は、加熱式(スチーム式)加湿器です。多くの病院や高齢者施設で広く使われています。加熱によって雑菌などがかなり取り除かれるからです。

問題は電気代が高くなることです。電気ポットと同じで水を沸騰させるのに大きな電力が必要になるからです。

電気代がどうしても気になるようであれば、自分がいる近くだけでも加熱式加湿器で加湿すれば良いでしょう。消費電力の小さな加熱式加湿器で済むので電気代も抑えられます。

 

以上、超音波式加湿器は赤ちゃんやお年寄りには使わニ理由でした。

 

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