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Last Updated on 2020年4月24日 by あっぱれ
小さな太陽黒点が出ているのでD500とRX10M4の両方で写真を手持ちで撮ってみました。フィルターは1/10万のNDフィルターです。
なお、光学ファンダーでのピント合わせはNDフィルターを装着していても透過する赤外線(特に近赤外線)が目にダメージを与えますので絶対に避けなくてはなりません。
D500とRX10M4で太陽撮影
D500で太陽を撮影(あらかじめ無限遠にマニュアルでピントを合わせておく)
f630mm (300mm x 1.5 x 1.4(TC-14E3) + NDフィルター,F5.6,iso100,ss1/1250秒
注)撮影に先立って光学ファインダーを誤ってのぞかないようにアイピースシャッを閉じます
拡大すると下記の黒点が確認できました
RX10M4(オートフォーカスで撮影)
600mm + NDフィルター,F4.0,iso100,ss1/4000秒
黒点部の拡大です(D500の拡大画像と倍率はあっていません)
黒点の位置は下記写真の赤枠のあたりなあります。
D500のEVFは太陽にピントがあわない
D500で太陽のピントを合わせようとしてもオートフォーカスが迷って合焦してくれません。直接ファインダーは使えないのでライブビューでのピント合わせですが、RX10M4ではしっかり合焦するのでD500も大丈夫かと思っていただけに、ちょっと残念な結果です。EVFはソニーの方が優れているようです。
D500のEVFでは太陽のピントをマニュアルであわせるのも難しいです。実際より明るく写りすぎるためピントが合っているのかどうか見極めがつきにくいからです。そのためD500はマニュアルではるか上空を飛ぶ飛行機にピントを合わせてたから太陽を撮影しました。
NDフィルターを装着しても太陽撮影にD500の光学ファインダーは使えない
太陽撮影用のNDフィルターはDHG マルミのND-100000です。このフィルターでは赤外線を目に安全なレベルになるほど減衰しないようです。
マルミのHPに次のような注意書きがありました。
DHG ND-100000ご使用に際して:
太陽の撮影を行う際は、光学ファインダー式のカメラではファインダーではなくライブビューでピント調整をしていただく事を推奨します。
本製品はカメラ用フィルターです。目に悪影響を与える恐れがありますので、本フィルターで太陽の観察(日食含む)は行わないで下さい。
雨の日や曇天時にはND-100000は濃度の濃いフィルターのため、ご使用になれません。
気を付けなくてはならないのが赤字部分です。目に悪影響を与えると書かれています。悪影響を与えるのは赤外線です。特に赤外線波長が700~1400nmの近赤外線は危険です。
近赤外線はまぶしさを感じないので当たっていても気が付かないし、網膜まで到達して網膜にダメージを与えます。その結果、失明の可能性が高くなります。
以上のように、いくらNDフィルターを装着していても光学ファインダーは使えません。やはり、ソニーのRX10M4で太陽は撮るのが正解です。
万が一(多分ないとは思いますが)これから太陽を撮ってみようかと思った方は、注意してください。できればやめましょう。
管理人は中学性のころから天文部にはいっていたりして慣れてはいますが、それでも太陽の観察は危険だといつも思います。そのような経験がない方が自己流で太陽を撮影するのは危険すぎます。
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