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Last Updated on 2021年3月24日 by あっぱれ
シュミットさんに注文していたBKP130OTAWが到着しました。1月31日に注文して届いたのは2月3日でした。税込みで30250円でした。20%のディスカウントしていたので予定より安く購入できました。ここではBKP130に関連したパーツやカメラなどについても適時追記しています。
シュミットさんからBKP130が到着
外箱のダンボールの表面が破れていました。
ダンボールの中箱に穴が開いていました。外箱の上蓋内側まで穴は達しています。望遠鏡のネジの頭が貫通しています。大きな衝撃を受けたようです。
期待して開梱していただけにショックが大きいです。開ければ一発で分る穴なので、国内での検品は無いのでしょうね。
フォーカサーの固定ネジでした。ご覧の通りひん曲がっていました。フォーカサーはスムーズに動くのでネジだけ送ってもらいました。ネジは翌日届きました。シュミットさん速いです。
衝撃のせいかどうかは不明ですが、光軸は少しズレていました。観望には問題なさそうですが、いずれコリメーターでも買ったら調整しようかと思います。
曲がったのはフォーカサーの下についているネジです。ネジのメッキもはがれています。ネジはかなり出っ張るので出荷のときは外しておきべきでしたね。
AZ-GTiに搭載。図体は大きいのですが、重さはMAK127SPの3.3kgに近い3.66kgなので問題は全くありません。
AZ-GTiのアリミゾは片側が直角なので、ドブテールバーの取り付けが非常に楽です。エッジからズルズルと通す必要がなく、好きな位置からもマウントできるのが素晴らしいと思います。
この構造を嫌がる方も多いようですが、個人的には小型軽量の望遠鏡であれば、この構造の方が使い勝手が良いと思います。
フォーカーサーはとてもなめらかでガタツキもなく気持ちがいいです。ファインダーは6x30mmでクリアです。
ミラーの調整ネジです。黒い部分は紙のようなペラペラな板です。
内容物です。
- 130mmニュートン式反射望遠鏡
- 2インチ28mmアイピース(延長筒がないとピントがでません)
- 延長筒
- 31.7mm変換アダプター(アメリカンタイプのアイピースが使えます)
- ファインダー脚(アリガタをアリミゾに挿入して簡単に設置できます)
- ファインダー(6x30mm)
- ドライバー
- 六角レンチ
オリオン大星雲と月を試し撮り
到着した日は雲が出てしまったので、翌日以降に試し撮りをしました。
写真はEOS M3という古いミラーレスカメラにケンコーのTマウントアダプターを取り付けて撮影しました。延長筒はなしです。
ケンコーのTマウントアダプターは止めねじを緩めると回転できるのですが、ネジを締めてあっても
暫く使うとわずかにガタが出ました。きつく締めないと駄目なようです。それ以外は特に問題はないようです。
AZ-GTiは筐体が長くなったので揺れないか心配しましたが杞憂に終わりました。
オリオン大星雲ですが光害がひどくて明るいところだけ写っています。全体像は写っていません。
撮影場所は最悪でおむかいさんの玄関照明は満月のように明るいのです。光害対策フィルターがあれば少しはまともになるのでしょうか?
光害がないところで天体写真を撮るのが常識でしょうが、出かけるのが面倒なので光害のひどい自宅でも撮りたいですね。
こちらは5日午前6時頃の月です。焦点距離は650mmなので小さな月です。
トリミングして大きくしてみました。写真はCOOLPIX P1000で写したのとあまり変わりませんが、眼視では素晴らしくよく見えました。
Kenko Tマウント キヤノンEOS M 用の止めねじをつまみネジに交換した
元のTマウントです。
つまみのついたネジに交換
止めネジ(イモネジ)とローレットネジです。止めネジはM2.6、ピッチ0.45mmです。長さはノギスで測ったら約5.9mmありました。
交換したローレットネジは同じくM2.6、ピッチ0.45mmでネジ部の長さは8mmです。ニッケルメッキのキレイなローレットネジです。
止めねじ(イモネジ)のサイズはケンコーに直接問い合わせて教えていただいたので間違えは無いです。ただ長さは素人の採寸なので参考程度にしてください。
止めねじ(イモネジ)の先端は尖っているので、用途的には恒久的な固定で、何度も締め直すものではないと思います。それと精密ドライバーがなければ回せないのは不便すぎます。夜中に精密ドライバーでイモネジを回すなんて無理ですね。
ローレットネジなら指先で締めたり緩めたりができるので作業性は良くなると思います。
amazonで購入した ローレットネジ元の止めねじ(イモネジ)を外してローレットネジをねじ込みます。
ネジ部が8mmあるので少しネジ部が見えています。7mmぐらいだといいのかもしれませんが、次は6mmで、ロックしきれないかもしれないと思い8mmにしました。つまみはもっと大きいほうが力が入ってよかったかなと思います。
EOS M3にTマウントを装着。先端は2インチアダプターです。(2/24更新:2インチバレルアダプターを付けていなかったので、付けた写真に入れ替へ)
Tマウントにつけたローレットネジを緩めてカメラを回転。
ローレットネジは14個入っていて、ついでにNIKON用のTマウントもローレットネジに置き換えました。
ビクセン製のNIKON Tアダプターの止めねじをローレットネジに交換した写真です。
左はニコン用、右はEOS M用です。
FUJI X-A1 中古ボディーをアマゾンで購入しました
BKP130で星空を撮ってみようとおもいX-A1の中古ボディーのみアマゾンで購入しました。価格は1万800円と、かなり安く購入できました。
fujiのX-A1は赤の感度がよく星雲写真では評判が良かったでう。EOS M3もあるので悩みましたがやすかったということもあり購入してみました。
X-A1に限らずXシリーズならどれでも良いのですが、とりあえずお安いのを選びました。
前面
背面 傷がありますが、使用中につけたもので購入したときは傷は全くありませんでした。
上面
底面
ケンコーのX用Tマウントアダプター
カメラにTマウントを装着。イモネジ(止めネジ)はローレットネジに変えています。(ローレットネジは14個あったのですが、これで残り5個になりました)
BKP130に付属している2インチスリーブにTマウントをつけるアダプターを装着したところ。
このままBKP130に装着します。ただし、48mmのフィルターは装着できません。
48mmフィルターが付けられる960円の中国製2インチ-42mm変換アダプター
左が960円のアダプター、右はBKP130についていたアダプターです。2インチのバレルと42mmのTマウントを接続するアダプターです。写真の上側をTマウントにねじ込みます。下側は2インチバレルに差込みます。
960円のアダプターはバレルに差し込む部分が長くドローチューブの奥まで入り込みます。付属していたアダプターの挿入部は短いです。
大きな違いは960円の方は48mmのフィルター用ネジが切ってあることです。48mmの光害カットフィルターなどを使いたいときには必需品です。
実は光害カットフィルターを使ってみたいと思い960円アダプターをアマゾンで購入しました。
中国から送られてくるので到着するのに2週間ほどかかりました。国内の商社で買うと3~4千円もします。3~4倍のお値段です。特に急いでいないのであれば検討する価値があると思います。
価格は時々変わります。元のレートに合わせているのでしょうかね?下のリンクは今回購入したアマゾンに出品しているショップです。説明文はおかしいですが商品は大丈夫でした。なお、価格は時々変わっています。
マウントアダプター 2インチ to T2 M42*0.75 望遠鏡アイピース用48mmのフィルターネジが切ってあります。ツバ径は付属されているアダプターより少し小さいですが特に問題はありません。
付属のアダプターを使用(ツバ径が大きい)
960円のアダプター(ツバ径が小さい)
光路長の増加分は付属アダプター同様1mm程度です。
使い勝手は同じです。48mmのフィルターをつけたい方にはおすすめです。
サイトロンの光害カットフィルターLPR-Nを取り付けてみた
サイトロンのクリアランスセールでちょっと安く購入できた光害カットフィルターLPR-Nが届いたので、960円アダプターに取り付けてみました。写真の通りネジ込むことができました。金色っぽい反射のフィルターです。今日は曇りなので試せませんが、晴れたらどの程度の効果があるのか調べてみたいと思います。
もうゴミが数個落ちています。猫が走り回っているので仕方ないですね。
茶色のテーブルが少しブルー掛かって見えます。
980円アダプターの先端に装着できます。このまま2インチドローチューブに差し込んで使用します。フィルターを付けてもアダプターより外径が小さいので2インチドローチューブに引っかからずに挿入できます。
48mmの普通のフィルターと同じ形です。今設計値は販売ページに出ていますが、ロットから抜き撮って測定したものとは違うはずです。回は協栄産業で購入しましたが、分光特性グラフが添付されていませんでした。なくてはならないものではありませんが、あれば参考になるかと思っていただけに残念です。協栄産業さんには分光特性グラフが未添付の件お伝えしましたので、サイトロンさんの対応待ちです。
追記:2020/3/1 協栄産業さんから連絡がありました。なんとデータ添付は現在行っていないとのことです。販売ページは誤りで修正したとの連絡をもらいました。ちょっと残念な連絡でしたが仕方ないですね。なお、返品もできると書かれていましたが、このまま使い続けることにしました。もっと写真がちゃんと撮れるようになるのが先決です。
オリオン大星雲のJPEG撮って出し~光害カットフィルターありなし比較
光害カットフィルターのありなしで空の色と明るさが違います。また、フィルターを付け無いほうが赤がよく写っています。これはフィルターが入ったため光量が落ちてしまったからだと思います。
闇雲に光害カットフィルターを使っても、かえって悪い結果になりかねないので注意しないといけないとは思いました。
それから、光害カットフィルターは初めて使うので、内容的に間違っている可能性が大です。
ちなみに光害mapで見るとVALUEは22ぐ、渋谷は222でした。当然ですが渋谷に比べれば、ここはだいぶ暗いようです。
光害カットフィルターLPR-Nなし
19時9分49秒 BKP130 + X-A1 直焦撮影 (JPEG 撮って出し)
650mm(35mm換算975mm)4秒 F5 ISO3200
光害カットフィルターLPR-Nあり
19時11分19秒 BKP130 + X-A1 直焦撮影(JPEG撮って出し)
650mm(35mm換算975mm)4秒 F5 ISO3200
フィルターで光量が減り淡い光が見えにくくなりました。光害をどの程度防いでいるのかよくわかりません。きっとディープな世界なんでしょう。
翌日、露出時間を4秒から6.5秒にしてみたJPEG撮って出しのオリオン大星雲です。
空の状態が違うのでなんとも言えませんが、やはりフィルターがないほうがよく写っている感じです。露光量が違うだけかもしれませんが。
BKP130 + X-A1 + リモートレリーズ
ISO感度が低いときは目立たないノイズも、ISO感度が高くなるとノイズが目立ってきます。
そこで DSS(DeepSkyStacker)という天体写真を撮られている方たちの間では有名なフリーソフトを使ってみようかと思いました。
TC-2012購入
まず、X-A1で連続写真を撮るためにロワジャパンのリモートレリーズを購入しました。
形名はTC-2012です。この会社のリモートレリーズはカメラの機種ごとに用意されていますが、カメラとの接続コネクターが違うだけで本体は共通のようです。COOLPIX P1000様に以前、TC-2006を購入しましたが、本体部は全く同じでした。
TC-2012 電池を入れないとシャッターが切れない不良品でした!
TC-2012を早速、X-A1につないでシャッターを切ってみましたが、残念ながら切れません。シャッター半押し状態になるだけです。
ロワジャパンに問い合あせたところ、電池なしでもシャッターは切れるとのことで、返品すれば1~2週間で調査して、交換する言ってきました。
とりあえず電池を入れれば、シャッターが切れたので、面倒なので、このまま使い続けることにしました。だいたい1~2週間も待ってられないですしね。
アマゾンのレビューを見ると、同様にX-A1でシャッター半押しになるという書き込みが有りました。不良品が多そうですね。安いので仕方ないです。
電池を入れれば、すべて問題なく動作しました。
カメラにはこんな感じでつなげます。カメラのフタが苦しそうです。
TC-2012の設定
設定はすでにTC-2006を使っているので直ぐにできました。今回は露出時間1秒、インターバル時間1秒、枚数20枚でセットしました。トータルで40秒です。これらをDSSで処理します。
DSSでコンポジット
Open picture files.. でファイルを読み込み、chek allで全て選びます。
Register checked pictures…を実行します。ポップアップmニューが出ますが、とりあえずすべてOKで。
すると処理が始まります。
白い画面になり、ここで編集できます。同時に自動でファイルが有ったフォルダーにAutosave.tifというファイルができています。ここでは、編集せずAutosave.tiFfを編集することにしました。編集はPhotoshoやPhotoshop Lite で行えばよいでしょう。
Photoshop CS5で処理することにしました。レタッチは、ド素人なので、以下は全く参考になりません。WEB上には参考になるサイトがたくさんあるので、そちらを参照してください。
Photoshop CS5でレタッチ?
Photoshop CS5でAutosave.tifを読み込み、モードを16bit/チャンネルにします。そうしないと、新規調整レイヤーができなかったからです。
新規調整レイヤーでトーンカーブを作ります。また、予め画面にはヒストグラムを表示しておきます。ヒストグラムはウィンドウメニューから選べます。
あとは適当にトーンカーブをいじっておしまいです。実際にはカラーバランスやフラットの補正などもやったほうがいいようですが、うまくできませんのでパスです。そのうちできるようになるといいですが。
20枚のプレアデス星団の写真をDSSでコンポジットした写真です。写真はともかく、流れはこんな感じになります。20秒露出相当になっているのかな?
BKP130は星雲や星団を眺めるのにピッタリだと思います。
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